地球野外塾の概要

1970年代、早稲田大学探検部のOBらが自主活動として青少年を対象にした野外体験活動を企画・実行していました。
その後、関係者の生活環境や時代の変化とともに活動が縮小・消滅してから20年以上が経ち、その間に青少年の心身の成長に大きな影響を与える社会環境ならびに自然環境が大きく変貌してしまいました。
この事態を憂慮した当時の関係者たちが発起人となり、再び組織的・体系的に自然体験活動を企画・実施すべく2004年に内閣府認証のNPOとして再び活動を始めたのが地球野外塾です。

団体の目的

団体の定款には次のように記してあります。

第3条「この法人は、子供から大人まで、幅広い年齢層を対象に、地球上のさまざまな自然を教室とし、自ら体感しながら考え、創造的に実践できる、次代の日本、あるいは世界を担う人材を育成することを目的とし設立する。」

ときには限られた食糧や装備でキャンプをしてみれば、ふだんの生活がいかに恵まれているのかが実感できます。
食べるときも寝るときも「こんなにシンプルだけど、これでじゅうぶん!」、ということに気づきます。
自然は、厳しくもやさしくもありません。そのときそのとき、あるがままなのが自然です。
冬に凍えきったからだを温めてくれる太陽を浴びるとき、または、夏に焼けつくような日射のなかでそよ風に吹かれたとき、私たちは生命の根源的な歓喜を体感するとともに、自然との一体感を感じることができます。
自然の恵みを感じることができるひとは、逆境にもゆるがない健康的な人生観と、豊かな人間力を自ら育めるようになれます。
私たちの活動の目的は、豊かな自然を楽しめる機会を提案し、そのなかで安全に充実した体験ができるようサポートして、ひとりひとりの参加者が健康的でこころ豊かな生活のヒントをつかんで実現し、よりよい社会作りに寄与することです。


地球野外塾の自然体験活動は・・・

  • 1. なによりも安全を最優先します。
  • 2. 会員制ではありません。どなたでも自由に参加できます。
  • 3. 年齢や性別、国籍などを問わず、すべての方がご参加できます。
      (注:安全のため年齢や身長の制限がある活動があります。)
  • 4. 活動の主体は参加者ご自身。スタッフは参加者の安全で充実した体験のサポート役です。
  • 5. 徒歩などの人力移動を活動の基本として、シンプルなキャンプ生活を旨とします。
  • 6. 参加者自身でリスク(危険)について認識・回避・制御できる能力を育みます。
  • 7. 活動地の歴史、風土、文化、経済を尊重します。
  • 8. 体験の共有を通じた家族や仲間どうしの連帯感や相互理解を促します。
  • 9. 各活動の定員は10〜30名程度、スタッフ対参加者比率は1:5以上です。
  • 10. 健康的な食材と、信頼できる本格的な装備を使用します。

  • こんな方々のための活動を実行しています

  • ・アウトドアに興味があるが、まわりにアウトドアスポーツに詳しいひとがいない。
  • ・未就学児でも参加できるアウトドア活動を探している。
  • ・子どもには、充実したキャンプを体験させたい。
  • ・親子や仲間で同じ体験を共有したい。
  • ・ひとりでも気がねなく参加できる自然体験を探している。
  • ・ひととき楽しいだけの「体験消費型」のアウトドア活動はもうあきた。
  • ・自然のなかで安全に充実した活動を行える実力をつけたい。
  • ・まだ知らない景色やひととの交流を楽しみたい。
  • ・自分の体力的、精神的な限界にチャレンジしてみたい。

  • など


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