冬晴れの下「クリスマス飾りつくり」終了!
昨日、白化粧した富士山が見える好天に恵まれて「クリスマス飾りつくり」を実施。21名のご参加者様が思い思いに自然のなかの素材を活かしたリースを作りました。
和泉多摩川の川原には葛が自生しているところがあり、リース作りはこの葛のツルを採取するところからはじまります。
引っ張り強度が強いツルを、3人がかりくらいで引っ張ると、3~5mにもなるツルが取れます。
引っ張っているうちに急にツルが切れて尻もちつくひともいるし、手や足に容赦なくくっつく「ひっつき虫」(かぎ状の構造をもつ植物の種)のチクチクにイライラする子もいるしで、けっこう「重労働」。
採ったツルを広い川原で好きなおおきさに丸めます。はじめは要領を得ない小さな子でも、すぐにできるようになる。そうすると、子どもたちは巻き方の方向を変えたり、作業にいろいろなバリエーションを交えるようになります。結果、立体感があるおもしろいリースの土台ができました。
そのあとは、周囲で飾りになる木の実や草花の採取。野バラの赤くて小さな実や、名前はかわいそうなくらいしょぼいのですが小さくてかわいいオレンジ色の実をつけるへクソカズラ、赤い茎の植物や穂がかわいい植物などが採れ、それをリースの土台につけていきます。
100円ショップで買っておいたクリスマスっぽいデコレーションテープや、ボランティアさんが採取してきてくれたヒイラギの葉っぱや香椿(チャンチン)の実も大活躍。
できあがったリースは5本の青竹を組んだ「ツリー」に飾り付け、みなさんが作った世界でたったひとつのリースが冬の陽に誇らしげに照らし出されました。
一夜明けた今頃は、きっとそれぞれのご自宅の玄関や居間にみなさんのリースが飾られていることでしょう。
昨日の活動にインスパイアされて、今朝、シャワーを浴びながらまたまた身近な多摩川でお絵描きや工作を楽しめる活動を考えつきました。具体的な活動に落とし込んで、親子でごいっしょに楽しんでいただけるより多くの活動を提案していきたいなと思っています。
ご参加いただいたみなさん、そしてお手伝いいただいたボランティアのみなさんにこころから感謝いたします!!
少し早いですが、みなさんにメリークリスマス。
Hayley Westenra "Pie Jesu"