12/12(土)、新宿区教育委員会主催の育児支援事業の一部として行った「紙ヒコウキ飛ばし(室内活動)」を行いました。
20名のお子さん(9割ちかくが未就学児)が参加してくれて、楽しい時間となりました。
新宿区教育委員会との打ち合せをしていただき、さらに弊団体に活動の実施をお任せいただきました新宿区家庭教育グループ連絡会様、ほんとうにありがとうございました。
無事終了しましたが、終了後にいろいろな思いがよぎる活動でした。
たとえば…
この活動は、午後の2時間、親はセミナーに、子は室内活動にとそれぞれに別のプログラムで過ごすのですが、子どもを室内活動の会場に送ってきたある親御さんが今生の別れのようなハグ。いやな予感がしましたが、案の定、このお子さんはお母さんとの一時の別れを嫌がってぐずりだしました。するとお母さんは「なんで○○ちゃんはわかってくれないの?」と始まります。
さらっと「んじゃ、またあとでね~!」と送り出せばいいのになあ、なんて思いました。
もっと気になったのは、集合1時なのに、約3割のご家族はこの時間に遅れてきて、結局、活動の開始は1時20分。驚くべきことに遅れてきて「すみません」という言葉も、遅れてきた方々からなかったな。
こんな感じで始まりましたが、紙ヒコウキ作りに入ると、今度はしらけ切った感じの男の子がぽつり。
この活動の中では年齢が高い子だったので、そりゃそうだ。自分だって、同じ立場だったら目下のがきどもと一緒にちゃらちゃらやってられない。
この男の子の場合は、第一の作戦「名前呼び攻撃」で、流れの中に取り込めました。
この作戦はひたすらファーストネームで呼ぶのです。たとえば「としや」だったとしたら「とし!」と呼んでただアイコンタクト。あとはニコニコするだけ。すぐ自分のやるべきこと(とし以外のすべての子どもたちの進行サポート)にフォーカスを戻します。こんな感じであとはとしの自発的なモチベーションにまかせます。すると、紙ヒコウキを自分で作って飛ばしだしました。飛ばすのはほんとうはもっとあとの時間なんですが、この場合、そんなの関係なし。ほかの子の安全さえ確保できていればおまかせ。そもそも小さな子のための進行予定なんて、大きな子にはたるくってしかたないですよ。
飛ばしているのをみたら「名前呼び攻撃」とともに第二の作戦「ほめ殺し」w。「お~~、よく飛んだな~~」って感じ。
子どもは、とにかく名前を呼んであげることがとっても大切だと思います。さっきのぐずっていた女の子も、ほかの子以上に名前を呼んであげると、次第に自分の本来のパフォーマンスを発揮できるようになり、活動終了時はほかのお子さんとなかよく遊んでました。
今日のまとめ:
- すべからく大人は子どもの鏡となるよう、行動しましょう。
- 子どもたち、名前を呼ばれることに飢えています。親御さん、家でたっくさん名前を呼んで、たくさんほめてあげて下さいね!
O-Zone "Dragostea Din Tei"