昨日は、とある用事で新宿・伊勢丹の本館屋上に行きました。
この屋上ではふたつの発見がありました。
ひとつは、会場で「持ち運びできるクライミングウォール」をはじめて見たこと(写真)。
ちょうど4畳半のおおきさで、5枚のボードに分割して、ふつうにワンボックスカーに入れて運べるというもの。
工事現場の足場になるパイプで支えていて傾斜角度も自在。
NPO法人サン・カルチャークラブの理事長・山形さんが制作/搬入したものです。
山形さんが「9歳から12歳までは体験したことがなんでも身につく魔法の年齢。この年頃に子どもたちがさまざまな体験をできるように周囲は援助してあげる必要がある」と話してくれたのが印象的でした。
最近、触発されるNPOさんと出会うことが多く、たいへん刺激になります。
もうひとつ、伊勢丹の屋上にある芝生がすごくきれいで、その芝生のうえでごろごろ寝転んであそぶ子どもたちがとっても新鮮でした。
ちょっとオシャレ着で来ているのに、まったく頓着しません。
7、8人のお子さんがいたのですが、みんなほんとうに楽しそうな顔をしていたんです。
屋上から下りる時、それまで芝生で遊んでいたひとりの女の子とそのお母さんも屋上から下りるところでした。
その女の子が上気した顔でお母さんに
「大きくなったらキャンプにいっていい?」
と尋ねているのを聞いて、大人からみればとるに足らないと思えるようなアウトドア体験でも、子どものこころには大きく影響するんだなぁ、と、ハッとするような衝撃を受けました。