寄り道こそ本命!「山桜を訪ねる高尾山ハイク」無事終了。

一丁平は山桜の盛りでした。
今年は見事に読みが当たって(偶然です!)ホッとひと安心。
写っているお子さんたち、未就学児なんです。
でも国土地理院発行の1/25000地図をさらに拡大した地図を読ませちゃうんです。
しかもローテーションでトップをとらせちゃうんです。
これが野外塾流。
熱心に年輪の数を数えていました。
教科書や本で見たことがあってもこうした実体験が大事ですよね。
いつも率先垂範してくれるMちゃん。
彼女は「場づくり」をする天才です。
この日は「芋虫ごろごろ」をやってくれました。
また、お母さんがそうしたチャレンジをいつもにこやかに見守っているんです。
すてきなご家族です。
声の限りに「ヤッホー」を叫ぶ女の子。
高尾山にはいくつかのヤッホーポイントがあります。
「こういう地形だとヤッホーが返ってくるよ」と伝えるだけで
あとはそうした条件のところをじょうずに探し出します。
子どもたちは、ほんとうに学習が早い。
箱のなかにまだ手が届かないのに「恋みくじ」。
恋の字をまだ知らないので、偶然この箱に手を突っ込んでいるだけ(笑)
薬王院にて。
先週末4/12、13に山桜が満開の奥高尾で「山桜を訪ねる高尾山ハイク」を実施、天気に恵まれて無事終了しました。
4/12は4名様(うち2名が小学生)、4/13は9名様(うち4名が未就学から小学生)のご参加者でした。

これらの日も、その前の週に実施した日和田山お花見ハイクと同様、参加者のみなさんに地図を渡して全行程をご参加者自身の読図で道案内していただきました。
子どもたちを見ていると、桜の花に気を取られるよりも野で遊ぶことでのびのびとしていました。
当然ですよね。
子どもたちには寄り道が大好きですし、寄り道で小さな発見をたくさんしてほしいものです。

4/12はちからが有り余った男の子ふたりだったので、私たちオトナと追いかけっこをしながら一丁平から城山までひと息に駆け上っていきました。
4/13は未就学のお子さんたちから小学生までみんな元気に山中を歩き、ケーブルカーを使わずに高尾山口まで完歩。
自分の足の4分の1くらいの細さで、自分の足の2分の1くらいの長さで、最後までトコトコトコトコ。

野外塾の山歩きに何度も来てくださって、この春から小1になった男の子、そして小3になった女の子のふたりのお母さまからは
「(子どもたち)すっかり山が好きになりました。」
とおっしゃっていただき、うれしかったです。
山に登りはじめのお子さんにとっては天気などの条件がよいときに、のんびりと寄り道におつき合いしながら、いろんな発見をサポートしてあげると楽しい体験につながりやすいと考えています。
子どもたちとともに山歩きしてつくづく感じるのは
「同じ場所で山歩きしても、子どもたち次第で活動は大きく変わる」
ということ。

現代を生きる子どもたちでも、子どもたちどうしが一期一会の出会いで相乗効果を生み出し、自然のなかに溶け込むように遊ぶようすをみると、明るい未来に期待がもてるというものです。

後日ご参加いただいた大人の女性の方からメールをいただきました。
高尾山ハイクでは大変お世話になり有難うございました。
写真を沢山拝見して当日の楽しさを思い出しています。

当日はお天気にも恵まれ、盛りの桜を楽しむことが出来ました。
甥姪が大きくなってしまったので、久し振りに小さなお子さん達とご一緒出来て楽しかったです。

また年中さんの女の子のお父様からもメールをいただきました。
街中の桜もいいですが、山の中に咲く山桜もいいですね。
写真を改めてみているとまた高尾山に行きたくなりました。

ご参加者の皆様、ほんとうにありがとうございました。
とても楽しく、有意義な時間をごいっしょさせていただきました。