盛夏の「奥多摩ナイトハイク」無事終了!

深夜0時少し前の日の出山山頂から夜景をみる子どもたち。
あきる野からやってきた姉妹は、明るいときに御嶽にきたことがあるといいます。
しかし、まったく様子が違う夜のようすに驚いていました。
この日も山小屋までの道案内は、もちろん参加者ご自身。
はじめて会った年長さんの手をひく中2の女の子。
参加者が気持ちをひとつにしていくようすをみるのはうれしいものです。
あっという間の本降り。
雨具をザックのいちばん上に用意していたことが奏功して、ぬれませんでした。
「つねに備えよ」がたいせつなのです。
雨があがって、ベランダで持参した線香花火を楽しむ女の子。
翌朝の朝日。
このあと、またガスがかかってしまいます。
上養沢へ続く道。お疲れさまでした。
7/20日の夕から21日午前にかけて、夕暮れ後の山道を辿る「奥多摩ナイトハイク」が6名様のご参加者(うち年長さんから中2までのお子さんが4名)とスタッフ3名合わせて9名で無事終了しました。

この日も綱渡りのような天気の読みが必要で、私個人としては雨に降られずに逃げ切りだと思っていましたが、宿泊する日の出山直下に差しかかったとき、かなりの本降りに遭いました。
翌朝聞いたところによると、この夜、大田区田園調布では110mm/hの猛烈な雨を観測したということで、おそらく私たちを見舞った雨もこの大雨をもたらした雲につながる一部によるものだったのでしょう。
しかし、雨に降られてから15分くらいで山小屋にたどり着けたのでホッとしたのでした。
その後は雲が晴れて、日をまたぐ直前には日の出山山頂からきらめくような星空と眼下の夜景を楽しんでいただくことができました。

翌朝は4時30分頃に日の出。
子どもたちはふだん寝る時間をずいぶんと過ぎてから寝床についたのにもかかわらず、よく起きてきて、ぼーっとした顔で日の出を待ちました。
朝雲の合間に見え隠れした日の出を見た頃は天気がよかったのですが、それからガスがかかってきて、麓の街は見えなくなりました。

梅雨明け前の不安定な天気のなかで、野外塾の「ノーペナルティのキャンセルができます」という提案にもかかわらず積極的にご参加してくださったみなさまにとっては、なかなか経験できない山の自然のドラマチックな移り変わりを体験していただけました。
こればかりは、私たちも活動にあらかじめ織り込めない要素です。

はじめから雨ベースのときに山に登るのは、好きずきがあります。
しかし、いつかは雨のなかを山に登ったり、山から下りたりするかもしれません。
そんなときのために、山中で雨に降られれば経験値が高まります。
そして、雨があがったあとのにおいや、すべてが洗い流されたような清涼感は、遠い記憶に残ることでしょう。
梅雨明けが遅れたナイトハイクは計らずも「全部盛り」な活動となりました。

後日小4と小6の娘さんだけでご参加いただいたのお父様からメールをいただきました。
天候にも恵まれ、素敵な夜だったようですね。
当夜、家ではYahoo!の雷情報と首っ引きでしたが、雨もまた経験の内。
娘二人の参加でしたが少人数での行動だったので安心してお任せでした。
普段は夜に出かけることが無いので、初めてづくしの経験で、お手数をおかけした事と思います。また、どこかでお会いできるのを楽しみにしています。

ご参加者のみなさま、本当にありがとうございました。
また、活動をサポートしてくださった理事の方、ありがとうございました。