完成したテントにお絵描きする年長さん。 こうして、ホントのオリジナルテントができました。 もちろん、泊まることもできます。 |
竹を割り…… |
十字形に交差させてフレームを作ったら…… |
ホワイトシートをかけます。 ブルーシートでもいいですが、ホワイトだと内部が断然明るい。 |
天井を見上げると、竹材がナチュラルでホッとできます。 |
最後に窓を空けていました。 これやっちゃうと、夜はきっと寒いw |
本活動は生活クラブ東京様との共催活動の第2段でした。
ご希望で日帰り活動となりましたが、作ったテントはこの寒い時期に本格的に泊まれるドーム型テントです。
当日、ご助力いただいたのは地元で竹細工をされている宮田さん。
事前のテント試作のときから一貫してご助力いただけました。
一般的に「やらせて見守る」のが苦手な方が多いのですが、宮田さんは竹の扱い方はもちろん、参加者自身に作業の仕方を伝えてやらせてみるのもじょうずな方です。
ご参加されたお母様もまた大したもので、年長のお子さん用にと、小刀と折りたたみノコギリをご持参されていました。
こんなお母さんですから、男の子も刃物の基本的な扱い方をすでに心得ていました。
ふだん使っているんですね。
独特のクセがある竹材を切ったり、削ったりするようすを見ていても不安を感じませんでした。
2本の竹材をクロスして、ホワイトシートを被せて整形すれば風にも強いドーム型テントのできあがり。
シートは15cmくらい各辺の外に出しておくと、すきま風を防ぐことができます。
こうして作ったテントのなかに入っていただいた感想の第一声は「暑い!」でした(笑)。
シートの張力を保つための工夫もお伝えしました。
今回は2名が真冬でもあたたかく泊まれるドーム型テントを作りましたが、10名以上があたたかく泊まれるテントもできます。
ジオデシック構造のテントは美しいけれど、平面的なシートを立体的に使うのがなかなかたいへんで、設営に非常に時間がかかります。
それに較べてシンプルなクロスフレーム構造の繰り返しで骨組みを作って、平面シートをガバッとかければそれだけでほぼ完成する、強靭で快適なテントです。
今度こそ、たくさんのご参加者と一緒に作って、実際に使ってみたいですね。
ご参加者のみなさん、協同村スタッフの皆様、ほんとうにありがとうございました。