小4ふたり登頂。残雪の「谷川岳日帰り登山」無事終了♪

小4×2名とそれぞれの親御さんが登頂。
5/10(日)、5名の参加者(うち小学4年生ふたり)とスタッフ2名あわせて7名で、残雪期の谷川岳登山を実施、無事終了しました。
この日はロープウェイを使って、天神平から谷川岳まで天神尾根を往復するコース。
最短ですが、熊沢避難小屋までのトラバースに慎重を要します。
関東は好天の天気予報だったものの上越国境は曇りの天気予報で、天神平に着いたときも谷川岳の山頂は黒い雲に覆われていました。
天神平から谷川岳方面を望みますが…! 
天気図からは午後にかけて高気圧が中部地方に張り出してくると見込め、青空も見えたのでとにかく行けるところまで行こう、と出発。
みなさん腐った雪に慣れないようすでしたが、しばらくたつと自然にペースがつかめてきたようです。しかし、熊沢避難小屋までの雪のトラバース道は案の定、時間をとられました。
絶対に落ちられないところ。
進行方向右側が西黒沢へと300mくらい落ちている斜面なので、滑落すると一大事なんです。
ロープを2カ所で出したりしたため、避難小屋到着は11:30。
13:30を引き返し時刻と定めて先を急ぎます。
最後の登りになる雪田に日が当たってワクワク。
残念ながら、肩の小屋へと続く雪田の手前でおひとりが足のけいれんを起こしてペースダウン。13:15になっていたので「帰りの足を残したいので頂上はあきらめてここで待機します」とご本人。
私も待機がもっとも適切と思われたので、よく自重されたと感心しました。
吹きよせる風をよけられるよう、笹薮を背にして安定した登山道の路肩に座り、ツエルトをかぶって待っていただきました。
トマの耳直下の霧氷。
寒いんですね。
頭のうえに覆いかぶさるようにみえる雪田を10分くらいひと登りすると肩の小屋がひょっこり見えます。
少し先行して頂上を踏んで戻ってきたサブリーダー率いる元気な父子とすれ違い、下で待機している方と合流して下山を続けていただくよう伝えました。
2組めの家族がトマの耳に達したのは13:36。残念ながらガスで眺望はありませんでしたが、この時期に霧氷ができていて驚きました。
すぐ下山開始して、サブリーダーとともに先行した隊に熊沢避難小屋で合流しました。


この日の稜線は風が強かった。

往路で時間を食った雪のトラバース道は、帰りはやや登りとなったのでロープを出さずに済み、快調に進みました。
最後の斜面をお尻で滑って楽しんだあと、16時ちょうどのロープウェイに乗って山麓に戻りました。

谷川岳の標高は2000mに満たないのですが、別格のボリュームがあります。
この日は最後まで谷川岳の頂上を見られませんでしたが、ご参加いただいたみなさんそれぞれによくがんばりました。

ご参加いただいたみなさん、サポートいただいた見神光弘理事、本当にありがとうございました。