12/19-20 「ログハウスで楽しむクリスマス」無事終了。

12/19(土)から翌日20(日)にかけ、東京都檜原村にあるログハウスでクリスマスの飾りつけや食事の用意をとことん手作りする催しを19名様のご参加者(うち9名が年長さんから小4までのお子さん)と2名の地球野外塾スタッフそして2名様のボランティアさんあわせて23名で実施、無事終了しました。

「大きな森の小さな家」や「ちいさなもみのき」などの名作物語や絵本に触発されて企画した催しでしたが、当日は冬のきりっとした晴天に恵まれて、絶好の条件でした。
夕方から早朝まではグンと冷え込んで当たりは霜で真っ白。まるで雪が降ったようでした。
この催しは敷居が低いように見えるため、つい忘れがちなリスクがどの瞬間にも散在するので意外にあぶなかったのです。
川がそばにあること、火がいつもそばにあること、刃物を使うこと、ログハウス内は狭い空間に滑りやすい木の床なので転倒するとガラスを突き破ったりする恐れがあること、など。
こうした注意点を、まだ小さな子どもたちにもいっしょに考えてもらいながらスタートすることがとても重要でした。




ミーティングで注意点を確認し合ったあとは、飾りつけに使う自然素材を採りにでかけ、戻ってきたら暖炉と外の焚き火場で火を焚いて、午後は飾りつけ作り。
おとなの背丈の本物のもみのきをクリスマスツリーにして、手作りのジンジャービスケットをオーナメントに仕立てて飾ったりするのもあんまりできる機会はないと思います。
夕方からお料理をして夕食。そのあと、焼いたスポンジに飾りつけをしてケーキを作りました。
この催しは運動量は少ないものの、ふだんはなかなか使う機会がないちょっとした道具類を使って試行錯誤するのにはもってこいの内容がたくさんありました。
飾りつけでは、たとえばグルーガンを使うとか、調理では、たとえば泡立て器やフライ返しを使うとかも、子どもたちには意外にむずかしいものです。
そうしたときは、一連の作業をいくつかに分割して、それぞれの段階でなにに集中したらいいかを教えてあげるとできるようになります。作業の分割がサポーターの技量を問われるところです。
作業の分割が適切にできると、それぞれの段階での注意点を別の作業のときにも応用してもらうことが期待できます。

私たちも試行錯誤中ですが、まずなにもいわずにやらせてみて、不具合を感じてもらってから見本をみせてまたやってもらう、という流れが最近は好みです。
この方法は周囲が汚れたり、失敗作がでたりとか、作業にロスがでるのは避けられませんけれど、覚えは早い気がします。
「やらせて、やらせて!」と食いついてきたらいい機会。
たとえその場だけの一瞬の集中でもいいと割り切って、伝えられることを全部伝えるように心がけています。
いつもの生活ではつい効率第一になりますから、子どもたちに作業を分け与えるのは親御さんにとって面倒くさく感じてしまいがちです。
もちろん、効率を追求することは大切ですが、忙しい毎日だと失敗を疎ましく感じてしまいがち。
子どもたちには失敗する経験もたいせつ。
だからこそ、こうした機会を子どもたちに失敗させる絶好の機会だと思って、どんどん失敗してもらいたいと願っています。

後日ご参加いただいたご家族のお母様からメールをいただきました。
いつもありがとうございます。
クラフトのときはクリスマスリースのときと同じでまた私が夢中になってしまい、
一枚も写真を撮っていませんでしたので、撮ってくださっていて助かりました。
都会から離れて山小屋で過ごすクリスマス、とっても楽しめました。
自然のものでクラフトを作ったり、暖炉にまきをくべたり、焚火を囲んでコーヒーを飲んだり、星を見たり、なんて贅沢な時間なんだろうと思いました。
お料理も美味しかったです。シカ肉が絶品でした。
ゼリー寄せもケーキもホットケーキも忘れられない美味しさでした。
娘はトナカイを作ったことが楽しかったようです。
息子はお友だちともすぐ打ち解け、喜々としてマキ運びや料理のお手伝いをしていて楽しんでいました。
今回も素敵な企画をありがとうございました。

ご参加いただいた皆様、ボランティアでサポートしていただけたお二人様、ほんとうにありがとうございました。