7/23夜、池袋である講演会に参加しました。
家庭をもつふつうのサラリーマンの方が、社を辞めずに、またスポンサーもつけずに自費で七大陸の最高峰をすべて登った、いわゆるセブンサミッターの方の講演でした。
講演のあと、あらためて心に強く思ったのは、体験を後世や次世代に継承することの大切さです。
私たちが今日、安全な住居で、安全な飲み物や食べ物ととることができて、病気やケガのときに適切な医療を受けられて、また文化的な生活を営めるのも、ひるがえれば、人類が地球上に誕生したあとの数知れぬ先人たちの体験のうえに成り立っているともいえます。
彼ら彼女らのなかには、非業の生涯を閉じた方もたくさんいるでしょう。
また、病気やケガで適切な処置を受けられなかった方もたくさんいるでしょう。
しかし、厳しい局面を乗り越えたひとたちがその経験から学んだことを後世に伝えてくれたおかげで、いまの私たちはその恩恵を享受できていると思います。
体験を消費することなく今後に活かし、そして体験から得たことをひとに伝える「アウトプット」を果敢に試みていただきたい、と、今夏の活動を目前に控えて願っています。
Aerosmith "I Don't Wanna Miss a Thing"