採蜜っていわれてもすぐにピンときませんよね。
養蜂される方にとって、日ごろの細かい手入れのあとにハレの場となるのが採蜜(ハチミツを採取する作業)です。
このハレの場だけを、まったくの部外者かつドシロウトが首都圏で気軽に体験できるという、ありがたい体験活動にお誘いいただき、5/22(土)に行ってまいりました。
場所は新横浜駅から徒歩5分のところにあるビルの屋上。
好天に恵まれ、照り返しも強かったです。
主催するのはHama Boom Boom Project(ハマブンブンプロジェクト)。
さまざまな切り口で、横浜を振興する市民活動のひとつです。
はじめにセーフティトークで「蜂にさされることもあるかもしれませんが、万全の体制をとっていますよ」などの説明を受け、非常によくまとめられたパネルで蜂の生態や採蜜作業のポイントを教えていただきます。
そのあとは、防護服を着ていきなり核心の作業! ここまで所要10分。
巣箱から引き出された蜂がびっしり付いたパネルを間近で見ます。
あたりは、蜂の羽音でうるさいくらい。
そして、両手の人差し指でそのパネルを持たせてくれます。
次に、パネルを巣箱にトントンと軽く叩きつけることでパネルに付いている蜂たちをふるい落とし、作業しやすくなったパネルのうちでハチミツが入っているゾーンをナイフで掃除します。ハチミツが入っているゾーンは、蜂たちが作った「ふた」で覆われているためです。
ちなみにこの日は6枚のパネルから、16kgのハチミツが採取され、シーズン最高の取れ高だったとか。
これらのハチミツは、自由に放たれた蜂たちが集めてくるため、季節ごとに咲く花によりシロウトでもわかるほどハチミツの種類が異なるそうです。ちなみにこの日のハチミツは、たぶんユリから集められたものであろうとのこと。
すばらしく香りがよく、むせかえるようでしたよ!
余談ですが、ひとつの巣箱には一匹の女王蜂が必ずいます。ということは、女王蜂のえさになるロイヤルゼリーもあるのです!
それがこれです。
きっと、なにか細胞を活性化するような物質なのではないか、と思えました。
もうひとつ。
防護服の素材になっているのは、いまテントのグランドシートとして注目を浴びているデュポン社のタイベック。
耐水・通気性があり、超軽量で収納性にすぐれているこの素材はまさにこの用途にドンピシャ!
しかも、なんと価格は千円台なんですって。
すぐにネットでの手配を頼みました。
ほんとうに貴重な体験をさせていただいて、ありがとうございました!
ちなみにこの活動は、毎土曜日に行われているようです。
どういうわけか、ネット上でもあまりオープンにされていないようなのですが、その理由は、現在はこの活動については顔が見える範囲での広報に限っているとのこと。
ミツハチへの親しみをもて、また、催行されているみなさんのお人柄に触れることができる機会を作りたいものです。
ミツハチへの親しみをもて、また、催行されているみなさんのお人柄に触れることができる機会を作りたいものです。
John Lee Hooker "Boom Boom Boom"