山がちょっとオカシイ!?

五竜の登りから唐松岳・白馬方面を望む

種池山荘前から望む富士山と明けゆく大町市

荒天のまえぶれの雲に隠れる剣岳

今週あたま、2泊3日の短い日程ながら北アルプスの遠見尾根から扇沢を歩いてきました。
すばらしい展望に恵まれましたが、ちょっと気になることもありました。

まず、朝からあたたかったこと。
この季節の北アルプスは、朝はフリースがほしくなるのですが、今回は連日朝から半袖でOK。
やっぱり温暖化が関係しているのかも?とちょっとコワくなりました。

ブユのようなちいさくていやらしい虫にもうるさくつきまとわれて悩まされました。
こんなヘンな虫、以前はいなかったように思います。
これも温暖化がらみ?

動物ネタでは、クマに約2mの距離で接近遭遇したこと。
種池から岩小屋沢岳へ向かう稜線でのことです。
さいわい難なきを得ましたが、種池小屋のひとの話ということで登山者からまた聞きしたところによると「毎日のようにでますよ」とのこと。
それを平然といっていたとしたら、それもちょっとなぁ、と思えます。
いつか山野井さんのようにケガをされる方がでるのではないかと、心配してしまいます。

人ネタでは、登山道ですれ違いざまに「ドコソコまで、あとどれくらいかかりますか?」と聞く人(中高年登山者)が多かったこと。
その方がどれくらい疲れているか、歩くペースがどれくらいかわからないうえ、かなり真顔で聞かれるので返答に困ります。
地図をもっていないし、自分がいまどのへんを歩いているのかわからないんですよね。
北アルプスは、実際たいへん整備されていて地図なしでも歩けるところが多いのですが、1/25000地図を読むクセをつけられないのでちょっと心配。

いっぽうで、「山ガール」が増えていることも実感しました。
明るく清潔感あるウェアで元気に登る姿をみると、山も映えてみえます。
これは明るい傾向ですね。

今日のキブン
Frankie goes to Hollywood "Relax(Don*t do it)"