カリフォルニア州に創設されたパタゴニア社とノースフェイス社はいまやアウトドアウェア・ギアのトップメーカー。
1968年、それぞれの創設者が連れ立ってカリフォルニアを出発し、厳しい自然で名高い南米パタゴニアを目指して16000kmの旅をして、その記録を残しました。
その記録をたまたま見た青年が、40年後の2008年、その旅を追体験するドキュメンタリー映画のようです。
2月10日までは渋谷のシネクイントのみで上映、その後全国各地で上映されるもよう。
ドキュメンタリーといっても、その「度合い」はいろいろで、まだ見てない者としてはなんともいえませんが、副題である
Conquerors of the Useless
無用の覇者たち → 取るに足らないことに全身全霊を打ち込んだひとたち(?)
というメッセージ性が、自分にとってはこの映画を観る気をおおいにそそります。
週末は渋谷にいくかな?
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追記:2/6に観てきましたよ!
映像がきれいで、音楽もでしゃばっていなくて、出てくるひとたちが穏やかで、旅心を触発される映画でした。
途中、イースター島によるシーンがありますが、イースター島に行きたくなってしまった。
パタゴニア地域における環境破壊についての話も出てきます。
パルプ工場の進出や、ダム計画がとりあげられ、都市の消費的生活について考えなおしていく必要があるといいます。
しかし、インターネットでパタゴニアと検索すると、南米のパタゴニアよりは、アウトドア用品メーカーのパタゴニアが上位でヒットしてくる現実。
消費的生活についてはたしかにモラルが大切。
それ以上に今、「便利さを享受しているという認識」についてひとりひとりが考えてみるといいかもしれません。
電気やガス、水道など生活の基盤になるものは、ほとんど都市部では作られていません。
そうしたものは山間部などで作られており、そこに住む人たちにさまざまな影響を与えています。
自分が便利な生活をどうしてできるのか、考え、行動をする時期になっているように思えます。
Ricky Nelson "Travelin' Man"