立春に富士山登頂!

さて、これから登ります。
頂上直前の登山道は細く、険しい。
頂上から見る夕方の品川

富士塚ってごぞんじですか?

江戸時代、富士山はあつい信仰心とともに庶民にもおおいに登られました。
とはいっても、交通手段も整っておらず、お金も時間もかかるので、だれもがおいそれと行けるワケではありませんでした。

そこで、富士山を模した塚を作って、それを富士山に見立てて登ってご利益をいただこうとしたわけです。
富士山の溶岩をもちいて作られたという「凝った塚」もあるそうで、そういえば、あらためて今日の写真を見ると…

おお!溶岩っぽい岩石が見受けられます。

庶民の熱心な信仰のちからというのは、たいしたものですね。

というわけで

今日、登った富士山は、京急線・新馬場駅のそばにある品川神社内にある富士塚。
登り口には役行者と前鬼・後鬼が奉られていて、厳かでした。
いにしえのひとたち同様、ほんとうの富士山だと思って登りましたよ!

立春という節目、この時期にほんとうの富士山に登るのはたいへんですが、この富士塚のおかげでこころが晴れやかになりました。

富士塚はもともとはその頂から富士山が遥拝できるようにとつくられていました。
いまや、高層ビルにさえぎられて、じっさいに富士山を見ることができる富士塚は稀少らしいです。

調べてみるとおもしろそうですね。

Carole King & James Taylor "So Far away"