「休息の質」を高めましょう!
また、被災しなかった地でも、いまの状況に心を痛めていらっしゃる方がたくさんいらっしゃいます。
いまの私たちにとって「休息の質」をすこしでも高めることがとてもたいせつです。
被災された方々はもちろん、たとえ暖かい寝床があるひとでも入ってくる情報でからだは自分が思っている以上に臨戦態勢です。
たいへんなストレス下にあるのです。
起きているあいだ(目覚めているあいだ)、できるだけよい状態で目前の事象に適切に対処するためには、たとえ短い間でも心身ともにゆっくりと休むことが、いつも以上に求められています。
そのために、限られた条件のなかで、だれもがご自身でできる範囲で成果が出ると思われる「一つの方法」がヨーガです。
トータルで15分くらいでもいい。できれば30分くらい。
仰向けに寝て、手足をゆっくり大きく動かしてその動きに意識を集中させます。
動かしたあとは、手足の重さが感じられるほど筋肉をゆるめてあげます。
その繰り返し。
最後に手足のちからを抜いて、腹式呼吸を意識できるようにおなかのうえに片手を載せてゆ~っくりと呼吸します。
眠くなるくらいでいいらしいです。
野外塾はヨギー(ヨーガの指導者)ではありません。
昨日、針木圭介氏のヨーガ教室にて教えていただいたことの受け売りです。
でも、針木先生が被災地にヨーガの先生がいればなあ、とおっしゃっていたので、その想いを共感とともに代わりにお伝えします。
ほんとうに、しかも簡単に効果があると思います。
寝る前にぜひお試しになってみてください。
休養が必要だと思われるのに、頭やからだがじゅうぶん休まっていない方々に、またそうした余裕さえない方々に、ひとときでもリラックスできる時間ができますように、と願ってやみません。
Brian Eno "Music for Airports"