道迷い防止にアカハタ!(宮之浦岳ブッシュ戦にて)


宮之浦岳の頂上へ至るブッシュだらけ、道迷いのワナだらけの山中で道迷いの防止に役立ったのが、赤旗(あかはた)。

政党の機関紙と間違えやすいので、ここではアカハタと記しましょう。

もともとは読んで字のごとく、ほんとに赤い布だったと思われます。
赤に限らず、道迷い予防の目的で携行する黄色や蛍光ピンクなど視認性がよい色の布やビニールテープを総称してアカハタと呼びます。

子どもの左側、写真のほぼ中央にあるピンクのテープがアカハタです。

みなさんも、どこかの山中で見たことがあるんではないでしょうか?

条件がよいときには目にも入らないし、きれいな森林のなかでジャマにさえ思えるのですが、いざ条件が悪いときにはこの小さな目印をまさに血まなこで探すことになります。

ザックのなかに非常用装備のひとつとしてアカハタを。
目立つ色のビニールテープを一巻入れておくだけで、イザというときに助かります。
手ぬぐいを裂いて枝に結び付けたりするという手もあります。

往路につけたアカハタは、帰路で大活躍。

私たちのあとから新高塚小屋に到着した福岡の大学のグループも「あの目印があって心強かった」と話してくださいました。
適切な目印は、たいせつな役割を担います。