那珂川70km漕いで太平洋に着いた!













8/6〜11に実施した那珂川カヌー探検隊
8人の参加者をのべ7人の水上スタッフと3人の陸上スタッフでサポート。
当初の予定をクリアして、那須烏山から70km下流の大洗海岸へ無事故で到着、帰還しました。

なんだかスッキリしない天気が続き、俗にいう「雷三日(かみなりみっか)」の天気模様。
毎日、すごく蒸し暑く、毎夕、必ず雷鳴とともにひと雨降られました。

しかし、そのおかげで那珂川は水量が豊富。
流速もそこそこあって、参加者は大助かり。

たとえば。
茂木からスタートして19km下流の那珂市・千代橋(せんだいばし)を目指した8月8日は、7:30スタートで11:30にはゴール。
参加者はさらに下流を目指したがるくらいのはかどり具合でした。

そうとはいっても、あなどることはできません。
連日、山間部ではゲリラ豪雨が猛威を振るっていたのです。
私たちがキャンプをしている間には、荒川水系の長瀞で急な増水によって流されて亡くなった方も。
大事をとって、一歩一歩と着実に進めることが結局はいちばんふさわしいのです。

那珂川を漕ぐ最後の8月10日。
この日は、ひたちなか市を出発して大洗海岸を目指す12km。

20km、19km、19kmと着実に歩を進めてきたなかで距離こそもっとも短いのですが、河口に近くなってきたので流れがひどくゆるやかになり、さらにこの日は朝9時の最大干潮から潮が満ちてくるため、流れがむしろ逆流してきます。

海風と満ち潮に逆らいながら10時に大洗海岸に到着、開放的で男性的な太平洋で汗を洗いました。

たくさん漕いで、たくさん食べて、たくさんしゃべって、川の生き物探しに夢中になった6日間でした。

毎年、カヌーを使った親水活動に積極的に協力してくれる学生諸君に、こころからお礼申し上げます。
今年は例年の明治大学カヌークラブのみなさんのほか、新しく筑波大学カヌークラブのみなさんが協力してくれました。
水上活動のサポートのあとも労を惜しまぬ学生諸君。
締めるところはばっちり締めながら、参加者を兄貴や姉貴の目線で見守ってくれました。

また、地味で報われにくい陸上スタッフで協力してくださった社会人のみなさん、艇を貸与してくださった(有)グランボレ様、幕営スペースを貸与してくださったひたちなか市教育委員会様、広報にご協力いただいた各自然科学系の博物館様など、ご協力いただいたみなさまにこころから感謝を申し上げます。
みなさんのご協力なくしては、この活動はあり得ませんでした。

野外塾にとって、この活動のテーマソングは…
筑波大学カヌークラブのみなさんと那珂川の下見をしたとき、男クサい車内に流れていたこの曲。
Bump Of Chicken "真っ赤な空を見ただろうか"