雪山でもジーンズ履きたい!

昔はジーンズで山登ったり、スキー滑ったりするひとって、意外にいました。

でも、伸縮性がないし、水にぬれるとすごく冷えるうえに重くなる。
ぬれる恐れが高い登山やスキーでジーンズはいているひとはめっきり見かけなくなりました。

そんな感じですから、昨日、都内のあるスポーツショップでこのジーンズを発見して、色めき立ちましたよ。

ジツは、このジーンズ、いや「ジーンズにみえるパンツ」はゴアテックス製なんです。
ゴアテックス製なので、ぬれや風に対してじゅうぶんな機能を発揮できます。 
ジーンズの穴や、いい感じに履き古した感じはすべて精密なプリント。
バートンが作っているスノーボード用パンツ、その名も「ジーンズパンツ」でした。
バンクーバーオリンピックでUSスノーボードチームが履いていたパンツのレプリカですって。

フロントポケットは、フツーのジーンズのポケットと異なって、パッと見ではわからないようにジッパーがついていて便利。
いっぽうで、お尻のポケットはフツーのジーンズとおなじようにパッチポケットで、おまけにポケットの中央に真横に入っているステッチはプリントではなく、ほんとうに縫ってありました。
こういうコダワリ、物作りを楽しんでいる気がします。

太ももの内側には縫い目に沿って縦にジッパーがついていて、ここを開けるとメッシュインナーになっているので換気ができます。
春先のスキーやスノーボードでパンツ内の蒸れ対策もバッチリ。

ハイクアップするとき、こんなパンツ履いていたら、ぜったい目立つだろーなー。
ゼエゼエいいながら、見るのは自分の目の前を登るひとの後ろ姿ばっかりだから。

テクニカルな作りと、遊び心いっぱいな作りの融合は、これからのアウトドアウェアの方向性に期待をもたせてくれます!

なんといっても、ゴアテックス製のウェアにこれだけ凝ったプリントをほどこすことができるというのは自分にとって新鮮なおどろきでした。
アウトドアウェアはソリッドカラーしかないんだとあきらめていたひとたちにとって、朗報かもしれません。