Condition Green "Heart Taker" 沖縄の歴史から学べることはいろいろありそうです。
明日から7人7様のデコボコ参加者と、デコボコスタッフあわせて10名で沖縄に1週間のキャンプに行ってきます。
この活動は、春休み恒例の「招待型」キャンプ。
一般募集はせず、過去の地球野外塾のキャンプに参加したことがあって、テント設営や調理などアウトドアでの基本的な生活が自主的にできて、自主的な活動計画を立てることができると思われる諸君に案内を出して参加を募りました。
今回のキャンプの条件は
1 沖縄本島と周辺の離島が活動地。
2 1週間のうち、最低3日は自転車に乗って移動する。
3 なるべく人力で移動する。
こと。
2ヶ月前から準備をはじめ、沖縄について調べあげて自分が行きたい場所をまず要望、ほかの参加者と話し合いながら全員で訪れたい場所を決めます。
もちろん、訪問候補地への交通手段の選択も自由。基本的には人力移動。歩くか、自転車に乗るか。でもバスやモノレールに乗るのもOK。ジョーカーカードのようにタクシーを使うこともあるかもしれない。
また、活動中は自分たちで予算管理をします。宿泊施設に泊まるもよし、海岸で野宿するももよし、沖縄そばをすするのもよし、自炊するもよし、という感じ。
こんな活動なので事前の提出物もおおいんです。
だから「紙に自分の想いを書いてひとに伝える」ことに慣れている参加者、慣れていない参加者、慣れてないけれどキャンプにかける想いがびしびし伝わってくる参加者などがよくわかりました。
そんな準備のなかで毎年感じるのは、せっかくの機会なのに、ハングリーになりきれない子どももいるのだなあ、ということ。
そんな彼らが、どこかで悔し涙を流す機会があるといいな、ということです。
この活動をとおして悔し涙を流してくれ、とはいいません。
しかし! とにかくなんでもいいから、一心不乱に取り組む気持ちがこころのなかに入道雲のようにわき上がり、その想いが遂げられなかったり、または自分の力不足を痛感したり、という体験はたいせつですよね。
15年くらい前の正月、いまは亡き父と沖縄へ旅行に行ったときのこと。
ホテルを出発する夕方に、そばのレストランの窓越しにちらりと中年のウエイトレスさんが見えました。
おいしいものをたっぷり食べて、深夜に父とともにホテルに戻ってきたとき、出発するときと同じように彼女が働いている姿に、なぜか「ハ!」とさせられました。
日々遊んでいたわけではなく、休暇で沖縄に来ているのだからおおいに遊んでいいわけなのですが、それでもなにか「まじめに働くこと」のたいせつさを強く感じさせられたのです。
明日からの沖縄の旅をとおして、参加者のみなさんがなにか触発される機会があったなら、うれしいです。
では行ってまいります。