子どもたちは「自分の役割」を待ってます!(そしてこちらは大助かり!)

ネコ車押しの役割は子どもたちの勲章!
めんどくさい薪のしわけも子どもたちにとってはゲーム。
これまた面倒な薪を折る作業は子どもたちにとっては力試しのチャンス。
11/25(日)、19名のご参加者と3名のスタッフで、今シーズン2回目の「スワンボートで行こう! はじめてのたき火料理」が無事終了しました!

進行については、1週間前のこの活動と同じでした。 → こちら!

2週間にわたるこれらの活動であらためて強く感じたことは、「子どもたちは自分の役割を待っている」ということです。

とくに好奇心が強いお子さんにこの傾向はいっそう強いと感じます。

ある親御さんから、この活動のあとにメールをいただきました。

ちょろちょろして子どもたちがご迷惑をおかけしましたが、
優しく受けとめていただいて、子どもたちもとても楽しかったようです。
ありがたい内容でした。
でも、自分としては、子どもに「やさしくする」感覚は、じつはあんまりないのです。
ましてや、子どもに迷惑をかけられたことは、ほぼないです。

代わりに
「子どもを子ども扱い、お客様扱いしない」
「年齢にあわせた表現をする」
ことはこころがけています。

ときには、ちょっとむずかしい仕事を頼んだり、今となってはあんまり使われない単語や抽象表現も使います。
はじめての仕事で手こずったり、はじめてきく言葉についてその言葉をきいた場面から推測してどんな意味なのかを考えることも子どもにとっては刺激になります。
ただ、安全説明だけは平易な言葉づかいをしなくてはなりませんね。

さて、子ども扱いしないと、子どもはマジメにこちらに聞く耳をそばだててくれるようになります。たいせつなことを聞き逃すと自分の身の安全にも関わってきます。

上記の「ちょろちょろ」するお子さんの例ですと、彼は小1でしたが枯れ木をいっぱいに積んだネコ車を押したい、とゴネてました。
やる気満々なのですが、それはさすがにムリ。
だから、「車から落ちた木の枝を拾ってきて。そうするとこのあともう1回こなくてすむので助かる」と話すと、とってもていねいにその仕事をしてくれました。

ほかのお子さんにも同じことがいえます。
自分としては、彼らに対して最後に「頼むよ!」とお願いすることがキラーワードだと思っています。

お子さんが、どう考えてもむずかしそうな仕事(危ない仕事)をしたくてゴネまくっているようなとき、多くの親御さんが意外に「だめっていっているでしょ!」という「寸鉄人を殺す」ネガティブキラーワードを使ってしまいがちです。

でも、お子さんが「うれしくってイチコロになる」ほんとうのキラーワードはなにかの仕事を与えて「頼むよ!」とひとこと念を押して任せてみることだと、私は思います。
そして、なによりも「私たちオトナは楽をできる」のです。

ぜひ、試してみてくださいね!