ツルを集めて… |
きれいな実をみつけて、切って… |
丸めたツルに飾りつけをすると… |
ほら! こんなにきれいなリースができるんです。 |
天気はとてもよかったのですが、時折、南西の風が強くて、うっかりするとからだが冷えるような天気でした。
でも、日だまりになる活動場所であったこと、風よけにタープを用意したこと、そしてなによりもみなさんが元気だったことで、今年もまたすばらしいクリスマスリースがたくさんできあがりました。
まずは葛(くず)のツル集め。
ツルを引っ張ったそのはずみでシリモチをつくのを楽しがっていた女の子や、嬉々として剪定(せんてい)ばさみを使ってツルを切ってくれた男の子が「場」のムードを作り出してくれました。
そして、そんななかでも熱心に作業していたのは、昨年も参加してくださったお父さん。
さすがに一日の長がある行動でした。がんばった甲斐あってボリューム感に満ちたちから強いリースができていました。
ツルを集めたら、くるくるっと丸めていきます。
はじめてのみなさんはコツがつかめないようで苦戦していましたが、「(編み上げる)ツルが生み出すゆるやかなリズムをたいせつに」というアドバイスをしたら、とたんにじょうずになっていました。
今年のツルは、小さく丸めると途中でポキポキ折れてしまいがちだったので、やや大振りに丸めるとうまくいきました。
丸め終わったら、いよいよ飾りつけです。
木の実や松ぼっくりなどのような自然の素材と、デコレーションテープのように「人が作った」素材の組み合わせがすごく合うのです。
子どもたちは、スプレーで色をつけることが気に入っていたようでした。
そうそう、なんでも好きなようにやってみるのがいいんです。
午後3時になると、日は大きく傾き、夕方らしい冷たい空気感が満ちてきます。
しおどきですね。
冬日に照らされて、できあがったそれぞれのりっぱなクリスマスリースが輝いていました。
今日はもうそれぞれのお宅のドアやお部屋のなかに、それらのリースが掛けられているかと思うと、なんだか感慨深いです。
買ってきたリースに思い入れをもつのは、たとえそれがすばらしいものだとしてもたいへんむずかしいことです。
でも、一日かけて親子で作ったリースは、それを見るたびに作ったその日を思い浮かべ、また作った家族を思いやるきっかけになることでしょう。
地球野外塾が主催する公式イベントは、この日の活動で今年はすべて終わりました。
来年もまたご家族の絆を確認したり、お互いの姿を再発見したりできる活動をこころがけます。
今年一年、活動にご理解いただけたすべてのみなさんにこころから感謝申し上げます♪
メリー・クリスマス。