ぷかぷか団はロープがダイスキ。 |
「金のガチョウ」のように、ロープにつながります。 たとえロープが不要なところでも(笑)。 |
淵を泳ぐのに、みんなまとめてゴボウ引きしてあげたら大喜び。 なんどもなんども、唇を青くして繰り返していました。 |
はいはい、すきなようにやってみて。 でもバイト(ロープの輪)の中には危ないから入らないように。 |
ゴボウ引き体験。 彼女のセルフビレイはライジャケを握る私。 |
女の子4名、お母さんふたり、女性スタッフ1名のほかは私。
スタート直後に幼稚園に通う女の子が「あー、男の人ひとりだぁ」と大声でいったので、はじめて「今日はそういう構成なんだ」と気づきました。
彼女らが自分たちで沢のなかを歩くうちに、いちばん年上の小3の女の子が「私たちはぷかぷか団!」と命名したので、ものすごく新鮮な感銘を受けました。
ぷかぷか団。
なんてこの活動にふさわしく、なんてやさしい名前なんでしょう。
しかも、団っていう名称自体、昨今は死に絶えかけていたと思っていたうえ、ついつい「応援団」とかボーリョクダンなんていかつい団体を思い浮かべてしまいがちな「団」という名前に、「ぷかぷか」という間が抜けたやさしい副詞があうとは思いもよらず、そのギャップに小さな女の子の言語センスを感じたのです。
ぷかぷか団、ガンバリました。
何日も続くはっきりしない天気のなか、ときにはお日様が照ってくれましたが、ひと泳ぎした頃には雲のなか、という気まぐれなお天気だったけれど、唇を青くして泳ぐ姿、そしてガタガタ震えながらまだまだ遊ぶよ!という好奇心がこころを明るくしてくれました。
いつでも子どもたちに生きていることのすばらしさを改めて気づかされますが、ちっちゃな女の子たちに「ここ登れない、ここ降りられない」なんていわれてロープを出すことを頼まれながら清流のなかを歩くなんて、なかなか経験できないことだと思います。
ぷかぷか団の大冒険も夕方にはおしまい。
「えー? もう帰るのー?」って、あなた、もうからだが冷え冷えでしたよ(笑)。
娘さんがいるご家庭がうらやましくなった一日でした。