実りの秋! 稲の収穫が進む里から滝子山遠望。 遠いですねえ。 |
今年はドングリがいっぱい。 南稜下部のゆるやかな稜線は秋の気配に満ちていました。 |
南稜の上部は岩稜が出てきます。 迷わずロープを出します。ねんのため。 |
下山した藤沢集落からは富士山が見え始めました。 滝子山からは見えなかったので、意外なくらい大きく見えました。 |
彼岸花が咲き始めていました。 |
JR初狩駅から帰り際に振り返る滝子山。 また来ますね。さようなら。ありがとう。 |
毎日のように奥多摩に通った夏の日々を終えて、この秋はじめての活動となりました。
この活動はいつもあんまり参加者がいないんですよね。
過去に一度、定員に達したことがあるのですが、残念ながらそのときに限って雨で中止になりました。
それでも、この読図ハイクは静かな岩稜まじりの美しい自然林を経て滝子山に至るコースであるうえ、登り下りともに1000mの標高差があるので力だめしができるよいデイハイクだと考えています。
今回はこのタフなコースを小2の男の子が歩き通しました。
過去に石老山の読図ハイクに来たことがあるお子さんで、地図読みが好きになったようです。
お申込に先立ってこのお子さんのお父様から「小4程度くらいから、と募集要項に書いてありますが小2の息子でもだいじょうぶでしょうか?」と問い合わせがありましたので、そのときのようすからだいじょうぶだとお答えしました。
だいたい、なにかを「やりたい!」というときには、おおかたそれを成し遂げるちからが備わっているものです。
それを裏づけるように、最後まで弱音ひとつ吐かず、またこの夏から単身赴任のお父さんに学校の話を機関銃のように話しながら歩きとおしたのは、たいしたものだと感服しました。
はじめて読図ハイクにご参加いただけた成人の男の方々おふたりは、はじめは地図の整置もわかりにくいようでしたが、歩いているうちにどんどん理解してきました。
現在地を把握しておくこと、ってとてもたいせつ。
現在地をところどころで把握しながら歩けば、もしそのあとに迷ってもわかっているところまで戻ればOK。
小迷いはしても大迷いはしないものです。
本コースは登りも、そして下りも国土地理院発行の1/25000地図にそのコースが記述されていません。
しかし踏み跡はしっかりしているので脇道にそれてしまう心配はなく、自分が歩いた「感じ」をもとに地図上に歩いたと思うルートを書き入れる練習を積めます。
こういう練習の積み重ねが、実際に山に行ったときに自分のセンサーを鋭敏にしておくことにつながります。
山道をセンサーを働かせながら歩くことって、知的な刺激を与えられて楽しいですよ!
もちろん、遭難のいちばんの原因である道迷いを予防することにもつながります。
つぎはみなさんとぜひごいっしょに。