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その名も「ツキノワグマトランクキット」。
商用利用でないならばどなたでも借りられて、しかも貸出は無料(送料は利用者負担)だとのこと。
ツキノワグマの毛皮、頭骨、糞を樹脂で固めたもの、足形などをひとつのトランクに入れて送ってくれる異色の、そしておそらく日本でいちばんワイルドな学習キットです。
先日の図書館イベントに出展されていた方から教えていただきました。
毛皮を実際にその場で触ってみたところ、とても状態がよく、毛並の艶のよさや質感がよくわかります。
おそらく冬毛のクマを相当いい業者がなめしたのだろうというお話でした。
身近な奥多摩や、長野県の観光地では接近遭遇が増えているいっぽうで、九州や中国山地の一部では絶滅しているのではないか、といわれているツキノワグマの生態は、いまだよくわかっていません。
ツキノワグマとひととのつき合い方について知りたいという方は、上記キットとともに「平成熊あらし」(群像舎・2009年文部科学省選定作品)というドキュメンタリーDVDもおすすめします。
秋から冬にかけては、食べ物を求めて人里近くに降りてくるクマとの接近遭遇が多くなりますから、よい勉強の機会かもしれません。