昨日、パリの蚤の市に店を出しているオヤジさんが、仕入れた銅鍋の手入れをするようすを放送していました。
酢に小麦粉と塩を入れて、刷毛でサッとこするだけで黒ずんだ銅鍋がまるで生き返るようでした。
さっそく自分も持っている銅製のミルクパンで試してみました。
酢と小麦粉と塩の量は適当。
柔らかい歯ブラシでていねいにこすると、どんどんきれいになりました。
およそ1時間で完成。
おそらく、小麦粉は酢がいたずらに研磨面から流れ出るのを防ぎ、塩は研磨剤の役割をするのではないでしょうか。
さいごに銀磨きのクロスで磨くと艶が出て、酸で焼かれた痛々しいほどの銅の面がしっとりとして、銅製品ならではの味わいが戻りました。
この経験を活かして磨いてみたくなるのは、ホエーブスやスベアなどの昔のバーナー。
自分はもっていないのですが、汚れた往年の名器をみかけると磨きたくなります。
真鍮もどうやら酸で磨けるようですから、この方法が使えそうです。