今回、この活動のいちばんのリスクポイントは天気の把握でした。
先週、富士山は例年に較べて16日早い初冠雪がありましたが、この例にもれず、天気が最近ちょっとヘンだと思いませんか?
8月後半から、私たちも天気には翻弄され続けて、この日もほんとーうに迷ったあげくに実施したのでした。
新五合目で下車した時の私の第一印象は「あったかい!」でした。
この時期、この場所としては、なんだか気持ち悪いくらい。
標高2400mの未明で10℃くらいあったんですよ。
でも、参加者のおふたりは「とても寒かった」そうです。
煙霧がうすくたちこめるなか、登山開始。
新六合目に着く頃に、薄明が射してきました。
ヘッドライトを消すくらいの時間になれば、あとは着実に登るだけ。
太陽が出てくると
「麓からは赤く見えているかも。赤富士ってこんな感じかもね」
と話すくらいに辺りが赤く染まりました。
眼下は雲海で頭上は晴天、火口壁の向こう側には吉田口端の山小屋がはっきりと見えました。
西風がややあったのですが、天気がいいので風よけになるところだとついウトウトしてしまうくらい。
標高を下げると雲海のなかに入り、ガスがでてきましたが13時40分に新五合目登山口に着き、活動を終了しました。
ご参加者のみなさん、サポートしてくださった見神理事、ほんとうにありがとうございました。