2023年スタートしました。活動指針は「行動の自由と安全の両立」


2023年、明けましておめでとうございます。
コロナとともに生活することが当たり前になった、新しい時代の到来といえます。
だからといって、コロナの危険性が弱まるわけではなし、そうかといって、もういい加減に自然のなかでのびのびと過ごしたい。

自由に、同時に安全に。

人が集まることはどうしても避けられない私たちのような事業。
子どもたちにとっては、学校や地域で会う「いつもの友だち」とは異なるはじめて会う知らない子といっしょに切磋琢磨することは、自然のなかでさまざまな好奇心と挑戦心をもつことと相まって成長に役立つ刺激になります。

コロナの影響を受けっぱなしだった過去3年、「自由に行動する」ことと「安全を守る」ことは相容れないと考えていましたが、昨年末に次のようにな考えが浮かびました。

従来、自然のなかでの大きな事故を防ぐために私たちが取り続けてきた方法は、活動中の危険因子を取り除くために腐心することではなく、ご参加者が「自分の安全は自分で守れる」ように成長することをサポートするやり方でした。
つまり、ご参加者主体で大きな事故を予防し続けられたという実績があります。
せっかく地球野外塾の特長として根づいているこの方法で、ウィズコロナ期の行動の自由と、事故や感染の予防を含む総合的な安全は両立できるのではないだろうか。

2023年は、そう考えて活動をスタートしてみます。

感染予防、具体的にはどうする?

1.
場所選びと適正人数は、自然体験の中でも基本的な事故予防対策。
感染予防にも役立つ考えですから…
密を避けられる地域で、少ない人数で行動する。

2.
悪天時には行動を慎重にするように…
感染拡大時は、お申込者の参加意思を尊重する。
あるいは地球野外塾が延期・中止の判断をする。

3.
アウトドアでは適切な装備を選択し、必要に応じて使うように…
活動中、必要に応じてマスクや除菌用具の使用も入れる。

4.
そして、なによりも…
ご参加者自身の工夫や判断で感染を予防できるよう、オープンな雰囲気の活動を実施する。

これら4つを指標にして、自由と安全を両立できる、有意義な自然体験の実施をこころがけてまいります。
本年もまた人が少なくて美しい、知られざる自然へみなさまをご案内して、充実した時間を楽しんでいただける活動をご提案します。
よろしくお願いいたします。

記:2023年元旦
  海老澤一彦